アロマスプレーの作り方 エタノールなし・水道水で作る簡単レシピと注意点

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アロマスプレーの基本の材料は「精油 無水エタノール 精製水」。

でも、いざ作ってみると、「エタノールのニオイがキツくてむせてしまった…」という声もよく聞きます。

  • 「エタノールなしでアロマスプレーを作れたらいいのに」
  • 「水道水で作っても大丈夫かな」
  • 「初めて作るからコストをかけたくない。家にあるものだけで作りたい。」

そんなときにおすすめなのが、エタノールを使わず、水道水と精油だけで作るアロマスプレーです。

今回は、エタノールなしの簡単な作り方目的別おすすめの精油と精油濃度安全に使うためのコツ保存のポイントよくある質問などについて、まとめました。

CHIKA

実は、私は、普段は無水エタノールを使ってアロマスプレーを作ります。
でも、アロマスプレーを作りたいときに限って「ない!」ってこと、ありませんか?
買いに行くのもおっくうで…そんなときは、水道水でさっと作っちゃいます!

初心者さんでも失敗しにくい内容になっているので、ぜひ気軽に試してみてくださいね。

目次

エタノールなし・水道水でのアロマスプレーの作り方

ここでは、50mlサイズでの作り方をご紹介します。

お手持ちのスプレーボトルのサイズにあわせて、調整しながら作ってみてくださいね。

用意するもの

  • 精油(エッセンシャルオイル)
    10~20滴(濃度1~2%)/肌に使う場合は5滴(濃度0.5%)を目安に。
  • 水道水:50ml
    ※スプレーを長持ちさせたい場合や肌用の場合は、精製水の使用もおすすめです。
  • スプレー容器
    遮光性のあるガラス製またはアルコール対応プラスチック容器がおすすめです。
  • 計量カップやビーカー

作り方

STEP
スプレー容器を準備する

容器を再利用する場合は、しっかり洗って、よく乾かしておきましょう。
煮沸消毒やアルコール消毒を行うと、より安心です。

STEP
精油をボトルに入れる

ボトルにお好みの精油を5~20滴垂らします。

肌に使いたい場合は、5滴以下を目安にしましょう。

STEP
水を加える

容器の肩口まで水道水を注ぎます。

水を加えたあと、白く濁ることがありますが、自然な現象なので心配いりません。

STEP
ふたを閉めてよく振って完成!

精油は水に溶けないので、使用前によく振って混ぜることが大切です。

使うたびに20回ほど軽く振ってから使いましょう。

精油滴数早見表

ボトル容量0.5%濃度1%濃度2%濃度
10ml1滴2滴4滴
30ml3滴6滴12滴
50ml5滴10滴20滴
100ml10滴 20滴40滴
  • 精油1滴=約0.05mlとして計算しています。
  • お子さま(3歳以上)や敏感肌の方は、0.5%以下の使用をおすすめします。
    また、3歳未満のお子さまには精油を直接肌に使わないようにしましょう。

アロマスプレーにおすすめのアロマ精油と濃度

アロマスプレーに使う精油は、目的に合わせて選ぶと、香りの楽しみ方が広がります。

ここでは、暮らしの中で使いやすい精油をいくつかご紹介しますね。

おすすめのアロマ精油と香りの印象

目的精油の種類香りの印象
リラックスしたいラベンダー、ベルガモット*穏やかで落ち着く香り
気分をリフレッシュしたいレモン*、ペパーミント、ユーカリすっきり爽やか
虫が気になる場所・消臭用にレモングラス、ティートゥリー爽やかで清潔感

*」がついている精油(ベルガモット、レモン)には「光毒性」と呼ばれる性質があります。
肌に使う場合は、紫外線に当たらない場所に使うようにしましょう。

CHIKA

掃除にはユーカリの精油が私のお気に入り。
すっきりした香りで、気分もリフレッシュできます。
嫌いな床拭きも楽しくできます!
ぜひ試してみてほしいです。

精油の選び方とブレンドの楽しみ方

  • 100%天然・ピュアな精油を選びましょう。
    人工香料が入っていない、信頼できるブランドの精油を使うと、香りの広がり方や残り方がぐっと自然になります。
  • 肌に使う場合は、刺激の少ない精油を選ぶと安心。
    敏感肌の方やお子さまの近くで使う場合は、特に気をつけて選んでください。
  • 精油は1種類だけでも十分素敵な香りに。
    2~3種類をブレンドすると、香りに奥行きが出たり、香りの持ちも変わったりと、楽しみ方が広がります。

アロマスプレーに使う精油の濃度目安(50mlボトルの場合)

用途精油の滴数濃度
マスク・リネン用5滴0.5%
肌に使いたいとき5滴0.5%
ルームスプレー5~20滴0.5~2%
掃除用5~20滴0.5~2%
CHIKA

目安としては、肌に触れるものは0.5%まで、肌に触れないもの(空間に使うもの)は2%までと覚えておくと便利です。

アロマスプレーを長持ちさせるコツと注意点

手作りのアロマスプレーは、自然の香りを楽しめる一方で、保存期間や使い方に少しだけ注意が必要です。

保存について

アロマスプレーには防腐剤などが入っていないため、長期保存には向いていません。

以下のポイントを意識することで、香りを最後まで心地よく楽しめます。

  • 冷暗所に保管する
  • 作った日から1〜2週間を目安に使い切る
  • 使用中に「いつもと違うニオイ」を感じたら、無理に使わず処分する

\精油の保管方法については以下の記事で詳しく紹介しています/
精油の正しい保管方法~香りと品質を長持ちさせる3つのポイント

安全に使うための注意点

安全に楽しむために、以下のことに気をつけましょう。

  • 使用前には必ずよく振る
    精油は水に溶けないため、使用前にボトルを振ることで均一に香りが広がります。
  • 妊娠中・授乳中・赤ちゃん・ペットがいる場合
    精油によっては避けたほうがよいものもあります。
    使用前に成分や目的をよく確認しましょう。
  • 肌に使うときはパッチテストを忘れずに
    目立たないところに少量つけて、肌の反応を確認するのがおすすめです。

アロマスプレーに関するよくある質問(Q&A)

アロマスプレーは水道水でも作れますか?

はい、作ることができます
ただし、水道水には塩素やミネラルなどが含まれているため、スキンケアには不純物が少ない「精製水」を使うのがおすすめです。
一方、掃除やリネンスプレーなどには「水道水」でも十分活用できます。
どちらの場合も、1〜2週間を目安に使い切るようにしましょう。

精油が水に浮いてしまいます。大丈夫ですか?

はい、大丈夫です。
精油は水に溶けないため、浮いているのは自然な状態です。
使用する前によく振ってからスプレーしてください。
混ざりにくさが気になる場合は、エタノールなどを利用すると精油がなじみやすくなります

エタノールを入れた方がいいですか?

エタノールを加えると精油がなじみやすくなり、保存の安定性も少し高まると言われています。
ただし、香りの印象や肌への刺激が強くなる場合があるため、今回はエタノールなしのやさしいレシピをご紹介しました。

使わない方が良い精油はありますか?

使用目的や環境によって、注意が必要な精油があります。

たとえば:

  • レモンやベルガモットなど一部の柑橘系精油は、紫外線に反応する性質があるため、肌に使用する場合は避けた方が安心です。
  • パチュリやジャーマンカモミールなど色の濃い精油は、布製品に使用するとシミになる可能性があります。

また、妊娠中の方や小さなお子様、ペットがいる環境では、使用する精油について必ず確認してからお使いください。
→ 詳しくはこちらをご覧ください:精油の使用についてのご案内

まとめ|エタノールなしでも、やさしく香るアロマスプレーは作れる

今回は、エタノールがなくても、水と精油だけで作れるアロマスプレーの作り方をご紹介しました。

  • エタノールなしで作れるので、初心者にもやさしい
  • 水道水でもOK!スキンケア用に使いたいときは「精製水」を選ぶと安心
  • 精油は1種類でも、ブレンドしても楽しめる
  • 作ったスプレーは冷暗所で保管し、1〜2週間以内に使い切る
  • 使用前はよく振ることを忘れずに!

初めて作る時は、材料を揃えることがハードルになってしまうことありますが、そんな方にも気軽に作っていただけたらうれしいです。

お気に入りの香りをふわっと身のまわりにまとえば、気分転換にもぴったり。

まずは少量から作って香りのある暮らしを始めてみましょう。

ご案内とご注意

本記事で紹介するスピリチュアルな意味や象徴性は、あくまで「感覚的な体験」や「心の豊かさを感じるためのアプローチ」としてのご紹介です。健康や治療を目的としたものではありません。各植物や自然現象が持つ象徴性や意味は、古代からの伝承や文化に基づくものであり、個人の感覚や精神的な成長をサポートするものとして捉えています。治療や医療的効能を期待される方は、専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。

精油の使用についてのご案内
精油を安全に楽しんでいただくための使用方法や注意点については、こちらのページをご覧ください。安心してお使いいただくために、必ずご確認の上ご利用ください。 ▶ 精油の安全な使用方法についての詳細はこちら



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