「アロマで気持ち悪くなってしまった…」
「アロマで頭痛がしてリラックスどころじゃなかった…」
そんな経験をしたことはありませんか？
実は、アロマオイル（精油）は使い方や体質などによって、頭痛・吐き気・だるさなどの体調不良を引き起こすことがあります。
リラックスのためにアロマを使ったはずなのに、逆に気持ち悪くなっては悲しいですよね。
この記事では、
- アロマで気持ち悪くなる主な原因
- 頭痛や吐き気などが起きたときの対処法
- アロマを安全に楽しむためのポイント
について、わかりやすく解説します。
アロマセラピストCHIKAこの記事が、安心してアロマを楽しむヒントになればうれしいです！
アロマで気持ち悪くなる5つの原因
アロマで気持ち悪くなる主な原因は、以下の5つです。
それぞれの理由を知ることで、予防や対策がしやすくなります。
１．香りが強すぎる
強すぎる香りは、脳に過剰な刺激を与え、頭痛や吐き気の原因になります。
たとえば、音楽を大音量で聴き続けると疲れるのと同じように、香りも「過剰」は負担になります。
特に初心者の方は「もっと香らせたい」と思い、多めに使ってしまいがち。
これが、アロマで気持ち悪くなる一番の原因になることも。
《豆知識：嗅覚の順応とは？》
人間の鼻は、同じ香りを嗅ぎ続けると次第に慣れて感じにくくなる「嗅覚の順応」という働きを持っています。
これは、危険なニオイ（ガス・煙など）に気づくために、無害な香りを無視する脳の防衛機能です。
香りに慣れてきたからといって量を増やすと、自分は平気でも周囲には強烈に香っているという状態になりかねません。
２．体質に合わない香り
香りの好みは人それぞれ。
同じアロマ精油でも「癒される」と感じる人もいれば、「気持ち悪い」と感じる人もいます。
人気の香りだからといって、すべての人に合うわけではありません。
それはアロマの質が悪いのではなく、「今の自分の体質や状態に合っていないだけ」なんです。
３．体調や気分の影響
いつもは好きな香りでも、体調やメンタルの状態によって不快に感じることがあります。
例えば、
- 風邪気味の日に好きなアロマを使ったら気持ち悪くなった
- 生理前でイライラしていて、甘い香りが不快だった
などです。
これは、体からの「今日はこの香りを控えて」というサインです。
無理に使わず、他のアロマ精油を使ったり、アロマ自体を休むことも大切です。
４．合成香料が含まれている
安価なアロマオイルには、天然の精油ではなく、人工的な香り（合成香料）が使われている場合があります。
合成香料は、天然の香りとは構造が異なるため、刺激が強く、頭痛・吐き気・めまいなどを引き起こすことがあります。
《豆知識：精油と合成香料の違い》
天然精油は数百の微細な成分が複雑に作用する一方、合成香料は特定の香り成分を人工的に再現したもの。
脳や神経に与える影響がまったく異なると言われています。
５．換気不足の室内
アロマを密閉空間で使い続けると、香りが空気中にこもり、濃度が高くなりすぎてしまうことがあります。
特に小さな部屋や、窓を閉め切った空間では注意が必要です。
アロマの理想的な環境は、空気の流れがあること。
香りがこもらないよう、こまめな換気を心がけましょう。
アロマで気持ち悪くなったときの対処法
もしアロマで気分が悪くなってしまったら、以下の対処法を落ち着いて試してみてください。
１．すぐに換気する
まずは窓を開けて、空気を入れ替えましょう。
窓が1つしかない場合は、玄関や換気扇を活用してください。
可能であれば外に出て、深呼吸するのも効果的です。
２．水を飲む
水分を取ることで、体内に吸収された香り成分を薄め、排出しやすくなります。
一気に飲むのではなく、少しずつゆっくり飲むのがポイント。
体内の循環がよくなり、早く楽になることがあります。
３．無理せず休む
症状が軽ければ、安静にして様子を見ましょう。
しかし、繰り返し同じ症状が出る場合は、医師に相談するのが安心です。
「アロマで具合が悪くなるなんて恥ずかしい」と感じる必要はありません。
化学物質過敏症や香料アレルギーの可能性もあるので、専門家のアドバイスを受けましょう。
安心してアロマを楽しむための3つのポイント
アロマは、正しく使えば心と体を癒してくれるアイテムです。
安全に楽しむために、次の3つのポイントを意識してみてください。
１．天然成分100%の精油を選ぶ
「精油（エッセンシャルオイル）」と記載され、100％天然成分のものを選びましょう。
- 「アロマオイル」「フレグランスオイル」は合成香料を含む場合があるので注意。
- 成分表示やメーカーの品質管理体制をチェックすると安心です。
２．少量から始める
香りは、少なくても十分に効果があります。
「感じない＝足りない」ではなく、鼻が香りに慣れているだけという可能性もあります。
最初は1〜3滴程度から始め、香りが強すぎないか確認しながら調整しましょう。
３．その日の体調に合わせて使う
気分や体の調子によって、合う香り・合わない香りは変わります。
「なんとなく今日は使いたくない」「この香りがきつく感じる」と思ったときは、その香りを無理に使う必要はありません。
他の香りに切り替えたり、アロマ自体使わず休みましょう。
《体験談》
以前、サロンにいらしたお客様で「普段はラベンダーの香りが大好きだけど、今日はなんだかきつく感じる」とおっしゃった方がいました。
詳しくお話を伺うと、その日はお仕事のストレスでかなり気が張っていたそうです。
もしかすると、脳が無意識に「今はリラックスしてはいけない」とブレーキをかけていたのかもしれません。
大好きな香りでさえ、なぜかきつく感じたり、体が受けつけなくなることがあるんです。
よくある質問（Q&A）
よくある質問にお答えします。
同じような悩みを抱えている方も多いので、参考にしてみてくださいね。
Q１. 香りで気持ち悪くなるのは病気ですか？
多くの場合、一時的な体調や環境の影響です。
ただし、毎回同じ香りで気分が悪くなる場合は、アレルギーや化学物質過敏症（MCS）などの可能性も。
心配なときは医師に相談してください。
Q２. アロマを使ってはいけない人はいますか？
はい、注意が必要な方がいます。
以下のような方は、使用前に必ず医師や専門家に相談しましょう。
- 妊娠中・授乳中の方
- 小さなお子様
- 持病がある方（てんかん・高血圧・アレルギー体質など）
Q３. ラベンダーでも体調不良になることはありますか？
あります。
ラベンダーは刺激が少なくリラックス効果があるとされていますが、体質やその日の精神状態によっては不調を感じることもあります。
大切なのは「心地よく感じるかどうか」です。
Q４. 危険なアロマはありますか？
正しく使えば基本的に安全ですが、使い方によっては注意が必要な精油もあります。
例
- 柑橘系のアロマ精油（レモン・ベルガモットなど）
→ 肌につけたまま日光に当たると、光毒性によりシミや炎症の原因になることがあります。
- ペパーミントやユーカリ
→スーッとした香りですが、刺激が強いため使用量に注意が必要です。特に小さなお子様には避けましょう。
まとめ
今回は、アロマで気持ち悪くなる主な原因、頭痛や吐き気などが起きたときの対処法、アロマを安全に楽しむためのポイントについて、わかりやすく解説しました。
アロマで不調になることがあるなんて、ちょっと意外だったな…
でも、原因と対処法を知っていれば安心して使えるね！
- アロマで気持ち悪くなる原因は、香りの強さ・体質・体調・合成香料・換気不足の5つ。
- 気分が悪くなったらすぐに換気・水分補給を。症状が続く場合は医師に相談を。
- アロマ精油は「天然成分100％」と明記されたものを選ぶのが安心。
- 少量から使い始めて、自分や周囲にとって香りが強すぎないかを確認する。
- 香りの感じ方は体調や気分でも変わるため、違和感がある日は無理に使わない。
あなたにぴったりの香りで、安心して心地よい時間をお楽しみください。
【免責事項】
本記事は一般的な情報提供を目的としています。医療的な診断・治療に代わるものではありません。
体調に不安がある場合は、必ず医療機関にご相談ください。
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