メキシコ・テオティワカン遺跡は「陰と陽」のパワースポット【訪問レポ】

2025年4月24日

「ピラミッドが見たい」

そんな軽い気持ちで足を運んだメキシコの古代遺跡。

でも実際に足を踏み入れた瞬間、スケールの大きさと神秘的な空気に圧倒されました。

この記事では、テオティワカン遺跡の見どころや、私が現地で感じたエネルギー体験、そして気球からの絶景まで、旅のリアルな記録をお届けします。

CHIKA

読んでくださる方の「行ってみたい」につながったらうれしいです！

テオティワカン遺跡って？なぜ「パワースポット」と呼ばれるの？

メキシコシティから車で約1時間。

広大な平原に突然現れるのが、古代都市「テオティワカン遺跡」です。

テオティワカンとは「神々の集う場所」という意味。

この地には、「太陽のピラミッド」「月のピラミッド」そして「死者の道」という３つの強力なエネルギースポットがあります。

テオティワカンは「地球のチャクラのひとつ」とも言われ、世界中のスピリチュアルな旅人が訪れる場所でもあります。

この地の特別さは、太陽と月、陽と陰のエネルギーが、美しく調和しているところです！

このテオティワカンの地に人々が住み始めたのは、なんと紀元前200年ごろ。
その後、ゆっくりと都市が発展し、1世紀から7世紀ごろには最大で15万人が暮らす大都市に。

ちなみに、この頃の日本は、まだ国家の形成期。
ムラからクニへ、そしてヤマト政権の誕生と、まさに「国づくり」の真っ最中でした。

CHIKA

同じ時代でも、発展し仕方が全く違いますね。
もしタイムスリップできるなら、人が住んでいるテオティワカンを見てみたいですよね！！

早朝、まだ空気がひんやりしていたころ。

私は気球に乗り、テオティワカンの上空へ向かいました。

眼下に広がるテオティワカンの景色と、夜明け前の空の風が心地よく、思い切ってツアーに参加して良かったと感じました。

CHIKA

地上から見上げたときには圧倒されるほど大きなピラミッドも、上空からは、最初その姿を見つけることができませんでした。

私たち夫婦以外はメキシコ人のグループでしたが、気球がどんどん空高く昇る中、まるで一緒にアトラクションに乗っているかのように、みんなテンションが高く、一体感がありました。

眼下にはまっすぐ伸びる「死者の道」、その先には太陽と月のピラミッドが見えました。

その景色を見つめていると、「天・地・人」を貫くエネルギーが自分の中に流れ込んでくるようで、心が静まりました。

テオティワカンを後にし、着地点に向かうはずでしたが、気球は風に乗り、どんどん目的地から離れていきました。

スタッフが、「この辺で降りよう！」と言い、急遽、真下に広がるサボテン畑に着地しました。

スタッフの方々は無線でやり取りして忙しそうでしたが、空からずっとサボテン畑が気になっていたので、少し得した気分にもなりました。

高さ約65m。

登りきったその頂上では、照りつける太陽のエネルギーを、肌だけでなく心でも感じました。

太陽と対照的に、月のピラミッドには、ひんやりとした空気が流れていました。

ここでは、誰かにそっと包まれているような安心感がありました。

自然と、心の奥を見つめたくなるような、そんな場所でした。

CHIKA

私も「ピラミッドが見たい」という軽い気持ちでしたが、実際には、想像以上のスケールと気づきがありました。
ただ、ほんっとうに暑かったです（笑）帽子・水・日焼け止めはマスト！ 忘れずに。

テオティワカンの基本情報・見どころなどをご紹介します。

名称	テオティワカン（Sitio Arqueológico de Teotihuacán）
場所	Teotihuacán de Arista,México
アクセス	メキシコシティ中心部から車で約1時間（バスなら約1.5時間）
営業時間	8:00〜17:00（最終入場は16:30ごろ） ※季節により変動の可能性あり
入場料	90ペソ（約700円） ※2025年現在
所要時間の目安	半日〜1日